!!2019年8月、AtBのバスシステムが大きくかわりました!!変更点は赤字で記載しますが、変更しきれていない部分もあるのでご容赦下さい。
トロンハイムの公共交通機関としては電車・トラム・バスの3つがあります。この3つの中でトロンハイム市民が日常生活で最もよく使っているのが「バス」ではないでしょうか。というのも、電車やトラムは市の中心地(Sentrum)を通りません。またトロンハイムはバス網が発達していて、だいたいどの家に住んでもバス停がすぐ近くにあるので、バスに乗って色々なところに出かけることができます。
ここではそんなトロンハイム市民の足ともなっているバスの乗り方について残します。バスはAtBという会社で黄緑色の車体が目印です。
なお、トロハイム市街⇔トロンハイム空港を行き来するバスとはまったく別物なので、ご注意ください。こちらについては別の記事で書く予定です。→記事を書きました!(2019.3.27)
料金システム
料金システムは「ゾーン制」と呼ばれるものです。
ヨーロッパの都市で多い料金システムで、「ある領域の中・ある時間内では料金が一律で乗り放題」というものです。日本のように「○○駅から△△駅まで××円」というシステムとは異なるので、慣れるまでに少々時間がかかりました。
例えば、トロンハイム駅のバス停(Trondheim Sentralstasjon)から同じ ZoneA内にあるニーダロス大聖堂前のバス停(Prinsen Kinosenter)と市街から少し離れた大きなショッピングモールであるCity Sydのバス停(City Syd)へ行く例を考えます。single ticketと呼ばれる種類のチケットを購入すると、1時間30分以内でしたらどちらに行くにも同じ料金で、何回乗車しても大丈夫です。チケットの種類と料金の詳細については下記をご覧ください。
チケットの種類と料金
大きく分けてsingle ticketとperiod ticketの2種類あります。
single ticketの使用期限は1時間30分。period ticketは24時間、7日間、30日間、180日間の中から選択でき、期間によって価格が異なります。singleチケットの1Zone内の値段は下記の通りです。
- 大人(16歳~66歳):38NOK(≒500円)
- 子ども(4歳~15歳):19NOK(≒250円)
- シニア(67歳~):19NOK(≒250円)
3歳までは無料です。
※料金は2019年2月時点のものです。最新の価格と異なっている場合がございます。
チケットの買い方
色々なチケットの買い方
2019年2月現在、チケットの買い方は大きくわけて3つあります。電話番号&スマホを持っている人には圧倒的に1をお勧めします。私もアプリを使って好きな時に購入しています。
- 「AtB Mobillett」というアプリから購入
- 「トラベルカード」を購入して、乗車時に機械にタッチ
- 乗車時に運転手から直接購入
さらに、ZoneAだけに適用できる方法として、下記の3つがあります。トロンハイムの主要な場所は全てZoneA内にあるので(まだ私もZoneA以外を使ったことがありません。)こちらの方法も使えます。旅行などで短期の滞在者はアプリなど入れない1や2の方が楽かもしれません。3の方法では、正規の運賃に加え、別途料金がとられるそうです。手間賃ですかね。
- SMSを使って購入
- 使い捨てチケットの購入
- チケット販売機を使っての購入
以下ではアプリからの購入方法の詳細について残します。長くなってしまうので、その他の方法は後日別記事にてアップする予定です。
アプリからの購入
この方法では※SMSを受信可能な電話番号を持っていること※が前提条件となります。
まず、アプリストアで 「AtB Mobillett」 をインストールします。検索バーに「atb」と入力すると、1番上に出てくるのでそちらをインストールします。
電話番号を入力すると、SMSでワンタイムパスワードが発行されます。その番号を入力して登録完了です。
再び「Menu」→「Buy single ticket」へいき、Zoneが指定されていないと思うので「Zone」を押します。下図のようの「From」「 To」両方に「ZoneA」を設定します。ご自身がZoneAにいる場合は、「My Location」をタッチすると選択されます。Zoneの設定を終えたら下部「Done」を押します。
あとは「Buy single ticket」の画面で買いたいチケットと枚数を選択し、「Buy ticket」を押すと購入完了です。
ちゃんと購入できたかの確認は「Menu」→「My ticket」といき、「Active」のタブで残り時間が表示されているかを見てください。single ticketの場合は、1時間30分のバーが表示されます。時間バーが表示されていましたら、無事購入完了です。
バスの乗り方
乗車
目的のバスが来たら、手を挙げて運転手に知らせることをお勧めします。バス停に人が少なくて、知らせないとスルーされる恐れがあります。
バスが到着したら、アプリチケットを持っている人は前から乗車します。乗車の際に運転手に残り時間バーを見せます。
→2019年8月、乗車の際、チケットを見せなくてもよくなりました。また、前からでも後ろからも乗車可能です。定期的にチケット購入のみまわりが来ます。無賃乗車がわかると即罰金をとられますのでご注意を。
トラベルカードを持っている人は後ろからでも乗車できるようです。また、ベビーカーの方は後ろ(真ん中)からしか乗車できません。
→2019年8月、バスの車両変更に伴い、”ベビーカーマーク”がついている扉から乗車可能です。
後ろのドア付近にベビーカー設置場所があり、そちらに置きます。この場所が埋まっている場合は乗車を拒否されることもあります…。私は1回拒否されかけましたが、他の方が詰めてくれて何とか乗車できました。
下車
日本と同じで、目的地の1つ前のバス停~目的地までの間で「STOPP」ボタンを押します。他の方が先に押している場合は、バスの前のほうに赤文字で「STOPP」と表示されているので、押す必要はありません。
目的地に到着したら、前と後ろの両方から下車できます。
バスの前方に3つ先の行き先まで示している電光掲示板があります。こちらを頼りにすると、発音が聞き取れなくても下車することが可能です。ただバスによっては全く表示されていなかったりします。どうやら運転手さんの個性によるようです…結構いい加減です。
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