ノルウェー編み物日記3【マリウスセーター(袖)の編み方】

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ノルウェー生活

こんにちは。もかです。

編み物日記3はいよいよノルウェーの伝統柄である”マリウスセーター”の編み方です。いきなり全ては無理なので、その中でも今回は”袖”の編み方です。

ただマリウス柄そのものは著作権の関係で掲載できないのでご容赦ください。マリウス柄のパターンは私はノルウェー滞在時に毛糸屋さんで薄い冊子となっているものを購入しました。”SANDNES GARN”という毛糸メーカー?が出している冊子で、実はノルウェー在住でしたらマリウスパターンをオンラインショッピングで買うこともできます。参考までに、子ども用のマリウスセーターのパターンと毛糸や編み針が買えるURLを下記に掲載させていただきます。

Marius Barnegenser
Genser med rundt bærestykke, strikket i Smart

ちなみに上のサイトをみるとわかるのですが、推奨の編み棒(太さ、長さ込)も掲載されていて、初心者にも揃えるべきものがわかりやすいものになっています。私はもう日本に帰ってきてしまったので、ここでのオンラインショッピングができないのが悲しいです…。

2021年7月3日 追記

その後、日本でもノルウェーニットパターン(英語表記)を購入できる方法がわかりました!↓

ノルウェーの編み物パターンを日本で買う方法
ノルウェーの編み物パターン(英語表記)を日本で購入する方法をご紹介します。

話はもとに戻して。それではマリウスセーター(袖)の編み方について解説していきたいと思います。マリウスセーターの形にも色々あるのですが、1番オーソドックスで簡単な”丸ヨーク”のセーターの編み方になります。…パターンを載せないので、もはやただの丸ヨークセーターの袖の編み方なのですが…その点はご容赦ください。私自身が編み方を忘れないよう、参考動画(他の方が作ったもの)をつけます。

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”丸ヨークセーター”って?

編み物日記2↓の復習になるのですが、丸ヨークセーターとは下図のように袖を肩のところまで編むのではなく、袖は脇下のところまでしか編まずに最後に身頃と肩を一気に編むセーターです。袖と身頃のパーツを分けて最後に繋ぐ普通のセーターよりも、編みながら袖と身頃をつなげていき繋ぐことを意識しなくて良いので、初心者に優しいセーターです。また、肩のラインがかっちりせず、ゆるっとなるので可愛らしい雰囲気のセーターになります。

引用”https://www.knitlabo.jp/blog/8272”

ちなみにこちらの図では下から編んでいくような矢印が記載してありますが、上から編むようなレシピもあります。実際、私が初めて編んだマリウスセーターは下から編むようなレシピでしたが、今編んでいる丸ヨークセーターは上から編むようなレシピでした。…が、慣れていないので、レシピをよみかえて結局下から編んでいます。なので、今後の説明は”下からセーターを編む方法”となります。

ノルウェー編み物日記2【編み物レシピの読み方】
こんにちは、もかです。 編み物日記2はノルウェー語で書かれている「編み物レシピの読み方」についてです。 ノルウェーの編み物レシピは日本の編み物本とは結構違って、簡素です。慣れていないと全くわかりません。そして勿論、全てノルウェー語で書かれて...

袖を編む前にレシピをみて意識しておくこと

編み始める前にレシピをよく見て、意識しておくことは以下の通りです。

  1. 最初のつくり目の目数と最後の目数
  2. トータル何センチ編むか
  3. 何センチ毎に何目増し目をするか

丸ヨークセーターの展開図は下記の通りです。人間の腕って手首が細くて、二の腕にかけて段々太くなりますよね。なので袖の展開図は下図のように、手首(リブ)部分が一番目数が少なく、脇下にかけてのところが最も目数が多くなります。リブ部分は同じ目数なのですが、それより上に編み進めていくにつれ、徐々に目数を多くします。

1(上図のA目とB目)と2(X+Zセンチ、それぞれ別々で記載)は必ず編み方レシピに記載してあるはずです。レシピによって記載方法が異なるのが3です。例えば”2㎝(上図のYのこと)編むごとに中心両側1目ずつ増やしていく(計2目)”と書いてあったり、”X㎝で合計N目増やす”という書き方のものもあります。前者はわかりやすいのですが、後者は自分でY㎝を計算しなくてはなりません。子ども用のセーターでしたら、だいたいY=2~3センチになると思うので、それと2目ずつ増やしていった最終目数がB目と等しくなるかをあらかじめ計算しておきます。

編み始め~つくり目のつくりかた~

”下から編むセーター”なので、袖もリブ部分から編んでいきます。リブを編む前に、まずはつくり目を作っていきます。”つくり目”とは編み始めの編み目のことです。つくり目を作り方は沢山あります。自分にあったやり方がある場合はそのやり方で作ってください。私がやりやすく、かつ綺麗にできるなと思ったのは”かぎ針を使って、棒針につくり目をつくっていく方法”です。そのやり方動画は下の通りです。

こちらのやり方で、指定された目数分棒針につくり目をつくっていきます。私が下の子のつくり目を作った時の写真がこちら。小さい子用の袖はつくり目が少ないので、いきなり輪針を使わずにこのように棒針3本で輪となるつくり目をつくりました。大人用のセーターの袖や身頃部分の場合は、最初から輪針につくり目をつくって良いです。注意点としては、つくり目がねじれないようにすることです。ここから編むときは4本目の棒針を用いるのですが、そのやり方については次章で書きますね。

なお、下記の写真には載っていないのですが、スタート地点を忘れないよう、スタート地点にリングを入れておくことをお勧めします。

リブ部分~一目ゴム編み~

つくり目ができたら次にリブを作ります。リブ部分は伸縮性を持たせるために、普通のセーターでは”1目ゴム編み”か”2目ゴム編み”で編みます。ノルウェーでマリウスセーターについて教えてくれた方曰く、北欧では”1目ゴム編み”が主流だそうです。なので私も”1目ゴム編み”で編みました。

”1目ゴム編み”は要は、表編みと裏編みを交互に繰り返すことです。ノルウェーのセーターのレシピ上も”ゴム編み”といった用語はなく”表目と裏目を交互に編む”と記載されていることが多いです。

さて、1目ゴム編みの前に上の用に棒針3本につくり目をつくり、もう1本の棒針で編み進めていく方法について、まずはご紹介します。こちらの動画は編み方そのものは”1目ゴム編み”ではなく、”メリヤス編み”なので編み方ではなく、編棒の使い方に着目してみてください。

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