北欧ノルウェーのイメージと実際に住んでみた感想【物価編】

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ノルウェー生活

以前のブログ「北欧ノルウェーのイメージと実際に住んでみた感想【冬の気候編】」では、日本で想像していたノルウェーの気候と実際に住んでみて感じたことを書かせていただきました。

今回はその【物価編】です。日本では私は

もか
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物価が世界一高くて、生活していけるのか。

と、考えていました。「世界一」と書きましたが、すみません、そちらは間違いかもしれないです。スイスやニューヨーク、アイスランドも物価が高くて有名です。でもノルウェーもそれらの国々と同じくらい「物価が高いイメージ」のある国です。

ノルウェーでは物価が高い分、お給料も高いです。ノルウェーからお給料が貰える場合は。しかし我が家では夫が日本の大学に所属している為、日本円でお給料が出ています。なので「(家族4人で)生活していけるのか…」という漠然とした不安がありました。

実際に生活してみてノルウェーの物価はどうだったのでしょう?その感想を書いていきます。

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「高い物価」のイメージに対する感想

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うん、やっぱ高い。でも異様に安いものもある。

トータルでみると生活はしていける…。

ごくごく当たり前の感想でつまらないですが、こんな感じです。

やはり基本的に物価は高いです。特に高いのが外食です。ノルウェー人でもランチはお弁当持参の人が多いです。

もか家ではノルウェーに来てから、とりあえず特に「節約ーーー!!!!」という感じで暮らしていないのですが、赤字にはなっていません。夫婦ともにお酒好きなので、好きな時にスーパーで購入した缶ビールで晩酌しています。ただし、ノルウェーの家の家賃については補助が出ていて、日本の家(短期滞在なのでそのままにしている)の家賃はそのまま支払っています。毎月、「日本の家の家賃」+「ノルウェーでの生活費」を支払って生活しています。これにもしノルウェーの家賃も自己負担で支払うとなると、おそらく赤字です。

以下では詳細について書いていきます。日本円の価格は現在のレート1NOK=12.84円で概算しています。これが14円以上の時代もあったのですから恐ろしい…。

ノルウェーの物価について

食料品

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基本的には高いのだけど、安いものもある。

あとなんといっても価格に「幅」があるので、節約できそう。

こちらがスーパーで買える食料品の価格に対する感想です。

日本の食料品と比べると、基本的には「高い」です。でも例えば、じゃがいもや人参、オレンジ、マッシュルームは日本よりも安いです。お肉やお魚はセール品でない限り、日本よりも高いですね。ノルウェーサーモンが有名ですが、日本で買った方が安いです。旅行のお土産にしない方がいいです。こちらで個々の商品について書いているとキリがないので、いずれ別記事でブログにまとめたいと思います…。

そして1番の特徴は同じ種類の食品でも「価格の幅」があることではないでしょうか。この価格幅は

  • プライベートブランドの品(PB品)かPB品じゃないか
  • セール品かセール品じゃないか

で決まってきます。「日本でもPB品やセール品の方が安いの当たり前じゃん。」と思われると思います。そうなんです。でもなんていうか、ノルウェーはその「価格の振れ幅」が日本よりもとても大きい気がします。

例えば「パスタ」。1kgのパスタでもどこのブランドかで全然違います。ノルウェーにおいて異様に安いのが「First Price」というPB。「First Price」ではなんと10NOK(≒130円)。一方、「Barilla」というブランドでは38NOK(≒490円)。同じパスタなのにブランドによって価格が約4倍も違うのです。他にもパンやジュースなど、色々な食品で価格幅があります。「安いもの=まずい」かと言われると、なかなか難しいです。もちろん安かろう悪かろうのものがあります。一方でそうでないものもあるので、ノルウェーでの買い物は奥が深いなぁと常々思っています。

セール品もよくわからないルールで安くなります。38NOK(≒490円)のジャムがカゴセールで10NOK(≒130円)になったり。特に消費期限が近いわけでもないのに。普通のセールでも、普段は1kg89NOK(≒1,140円)で売っている骨付き豚肉がセールになると49NOK(≒630円)になったりします。1kgあたり630円ということは100gあたり63円です。そうなると日本で売っている豚肉よりも安いですよね。そして日本ではいくらセールになっても生鮮食品で45%OFFになるなんてことはありえません。

セール品はチラシでチェックできます。ノルウェー人は結構チラシをチェックしていて、安くなったものを大量に買いだめするようです。卵など普段あまり安くならない&よく食べるものは、セールになるとすぐ売り切れてしまいます。

こんな感じでセール品やPB品をうまく組み合わせて買い物すると、結構節約できます。(問題はチラシをみていちいちセール品があるスーパーに行くのがちょっと面倒…ってことなのですが。)

生活固定費(家賃、電気代、通信費)

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家賃も高いです。

でも日本の東京23区内よりは安いかも。

60㎡でだいたい12,000NOK(≒154,000円)~、ファミリー向けの80㎡以上ですとだいたい15,000NOK(≒193,000円)~です。この家賃はトロンハイム中心地周辺の価格ですのでご注意下さい。オスロの家賃も少し調べてみました。正直場所によっても違うのですが、80㎡以上オスロ駅の近くで17,000NOK(≒218,000円)~海沿いの景色の良いところでは20,000NOK(≒257,000円)以上でした。

続いてインフラ系固定費。

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電気・水道代はよくわからず。

通信費は日本よりも安い!

我が家は電気代・水道代・インターネット費が家賃に含まれています。また家のインターネット費も込の家に住んでいるので、よくわかりません…。ただ家を探す時に「ノルウェーは電気代も高いし冬は基本暖房つけっぱなので、電気代込の家を探した方がいい」というブログを見つけ、そのとおりに家を探しました。おかげで寒い冬は電気代を気にせず暖かく過ごせますし、暗い時間が長い時もガンガン電灯をつけられました。

携帯の通信費は日本よりも安いです。特に日本では私は大手キャリアと契約していたので、とても安く感じます。ひと月900円~1,700円くらいです。データが足りなくなったら1GBを70NOK(≒900円)で追加できます。

服・日用品

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服は防水系のものが高い。

普通のものは店次第。

こちらはよく雨・雪が降るので、防水系の服や靴が沢山売られています。それらのものはセール時期を除いて、基本的には高いです。ノルウェーで有名なブランド「HELLY HANSEN」。こちらも防水ジャケットを売っているのですが、日本で買っても同じくらいかむしろ安いです。ただし種類はノルウェーの方が圧倒的に多いので、ノルウェーでしかないものを見つけるのもアリかもです。夫は小柄なので、ノルウェーではサイズがあるか微妙でした。ということで、日本でHELLY HANSENのジャケットを買ってノルウェーで着ています(笑)。

普段着は日本と同じで、店によります。ただノルウェーのユニクロ的存在である「H&M」や「Cubus」は大抵のショッピングモールに入っていて、もともとのお値段もそこまで高くなく1月のセール時期になるとめちゃくちゃ安くなります(50~70%OFF)。大人の夏物トップス59NOK(≒760円)とか。最底値ですとセーターでも75NOK(≒980円)になっていました。

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文房具は高いのに質が悪い。

子どもが工作をするので、よくセロハンテープやノートを使うのですが、こちらの文房具は高いのに質があまり良くないです。ノート1冊300円とかするのにしばらく使っているとボロボロになる…。また日本だと100均で買えそうなセロハンテープも400円以上します。文房具の質が悪いのは海外アルアルなのかもしれませんが、それにしてもコスパが悪いです。

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家電が思ったより安かった!

我が家には電子レンジとプリンタがなくて買ったのですが、他の物価と比べると電化製品は安い気がします。最低限の機能が揃っている電子レンジで699NOK(≒8,900円)でした。日本とそこまで変わらない値段だったので、意外でした。

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箱テッシュは鼻セレブより高いので買えない。

これは有名な話だと思うのですが、ノルウェーではテッシュやトイレットペーパーなどの紙製品が高いです。箱テッシュ…バラで売ってはいますが、お高いです。写真のクリネックスのもので1箱24NOK(≒300円)です。日本だと5個パックが買えます…。

 

外食費

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本当に高い。

旅行者に負のイメージを与えそう。

最後に外食費について。泣けるくらい高いです。「ザ・北欧価格」。イメージ通りといえばイメージ通りです。もっと外食価格を下げれば、北欧への旅行者が増えるんじゃないかと思うくらい高い。(何回「高い」って言ってるんでしょうか。)

ランチは毎回「優雅でセレブな自由が丘ランチ」な価格です。内容はセレブじゃないです。レストランで珈琲1杯、サンドイッチで150NOK(≒1,900円)~、ハンバーガーランチで180NOK(≒2,300円)~といったところでしょうか。コースでもなんでもなくてこの価格です。カフェだともう少し安いです。写真のホットサンドとカプチーノで135NOK(≒1,700円)でした。パン屋さんだとさらに安く、1つ60NOK(≒780円)のサンドイッチもあります。

あと私がそこまでランチのお店を知らない…というのがあるので、もっと安くて内容も充実したお店ももちろんあるとは思います。

ディナーも北欧価格です。ビール1杯85NOK(≒1,100円)~メインのお料理で230NOK(≒3,000円)~というところ。高級店でもなんでもないチェーン店でビール2杯と少しお腹が満たされる量を食べただけであっという間に5,000円とびます。ノルウェーの外食では「コスパ」を考えてはだめなんだ、と思いました。でも考えてしまいますよね。

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コスパがいいのはビュッフェ形式?

ノルウェーではお寿司が人気で、Sushi Buffetと呼ばれるお寿司食べ放題が結構あります。このSushi Buffetを食べに行ったのですがディナーで大人1人239NOK(3,100円)でした。食べ放題でもちろんお腹はいっぱいになりますので、1品1品オーダーするよりもコスパがいいです。ただしこちらの寿司ネタはほぼほぼサーモンで、日本より圧倒的に種類が少ないのが悩みです…。ランチでも「メインを頼むとパンは食べ放題」とか、半ビュッフェ形式のお店もあるので、そのようなお店を探すのがコスパ的には重要です。

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ファーストフードはオーダーの仕方次第で節約できる。

マックでポテト、ジュース、何かしらのハンバーガーのセットを頼むと80NOK(≒1,000円)~です。ビックマックのセットだともっと高いです。子ども用のハッピーセットは55NOK(≒700円)でした。

大人2人、子ども1人で普通にセットで頼むと215NOK(≒2,800円)オーバーです。

でもこちらの飲み物Mサイズは、これまた海外アルアルでMサイズでもLサイズくらい。大人2人でセット2つ頼むと飲み物がとても多くなります。またポテトも割と多いので我が家では「セット×1、単品バーガー、ハッピーセット×1」で頼むようにしています。そうすると180NOK(≒2,300円)くらいになり、まぁ許せるかな…という価格に。

余談ですが、ノルウェーのファーストフード店はちょっとした子どもの遊び場もついているので、3歳児がいる我が家にとっては、遊び場代も含めると結構コスパがいいのです。

まとめ

ノルウェーの物価について、様々な観点から書かせていただきました。もっと書きたいことはあったのですが…長くなってしまいました。

物価は基本的には高いのですが、自炊メインにしたりセールやPB品をうまく利用することで生活はしていけそうです。

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