ノルウェーの民族衣装「ブーナッド」【トロンハイム編】

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トロンハイム

ノルウェーでは5月17日が憲法記念日と呼ばれる「国民の日(ナショナルデー)」で、最近街はその準備で賑わっています。

ナショナルデーでは大人も子どもも多くの人々が「Bunad(ブーナッド)」と呼ばれる伝統衣装を着て、お祝いをします。ブーナッドはノルウェー国内でも様々な種類があり、出身地のものを着用するようです。

今回はブーナッド、特に私が現在住んでいる街のトロンハイムブーナッドについて書きたいと思います。

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Bunad(ブーナッド)について

ノルウェーのブーナッドは冠婚祭や洗礼式、憲法記念日など特別な日に着るものです。日本の「着物」と同じ感じですね。

「伝統衣装」というと歴史がとても長いように感じるのですが、実はそこまで長くなく、今から約90年ほど前につくられたものだそうです。ブーナッドは18世紀~19世紀初頭にかけての一般的なノルウェー人が着ていた「民族衣装」を現代風にアレンジしたもの。当時の一般的なノルウェー人は殆ど農民だったようです。

「民族衣装」を現代風にアレンジした人物はフルダ・ガルボルク。彼女は「ノルウェーの農民文化がとても価値の高いもので、人々に広めるべきだ」として、従来の農民文化にフォークダンスなどの新しい要素を加えつつ、普及運動に取り組みました。現在では全国のブーナッドを管理するための組織もあり、約450種類ものブーナッドが登録されているそうです。

もか
もか

意外だったのはオスロのブーナッドが登録されたのが1947年。それまでオスロのブーナッドはなかったみたい!

 

Sør-Trøndelag (ソール・トロンデラーグ)のBunad

トロンハイムはノルウェーの中でもSør-Trøndelag (ソール・トロンデラーグ)県に位置します。トロンハイムのSentrumにあるノルウェーの手工芸品を扱うお店「HUSFLIDEN(フースフリーデン)」に行って、ブーナッドについて色々聞いてきました。お店の方に写真撮影の許可もいただけました。

4月下旬のイースターが終わるとHUSFLIDENのお店のディスプレイがナショナルデーモードになって、子ども用のブーナッドが飾られています。か、かわいい~!

HUSFLIDENの2階がブーナッドの専門店になっています。ナショナルデー前だからか2~3組のお客さんがいらっしゃいました。

こちらがSør-Trøndelagの一般的なブーナッド。ベストとエプロン、全てに細かく刺繍が施されています。全部ハンドメイド品です。

近くでみても、花の刺繍がとても美しい。

こちらはSør-Trøndelagの中でも南部の地方、リレハンメルに近いところのブーナッド。ブーナッドによって雰囲気が全然違います。

お値段をみると…

コメント

  1. […] […]

  2. […] ブーナッドのわかりやすい衣装の画像が見つからなかったので、代わりに参考となるブログを紹介します。ノルウェーに住んでいる方のブログで、衣装の雰囲気がわかりやすいです♫ […]