こんにちは。こちらは”ナットシェル夏のソグネフィヨルドツアー体験記(前編)”の続きとなる後編です。
前編を復習されたい方はこちらから↓
行程のおさらい
後編の体験記を書かせていただく前に、行程のおさらいです。後編は黄色マーカーに該当する部分となります。
前編では「ヴォスからグドヴァンゲンのバスに遅れが生じてしまい、乗り継ぎ10分のフェリーに間に合うか?!」というところで終わりました。
【1日目】
ベルゲン 12:57発 (ベルゲン鉄道:自由席) → ヴォス 14:15着
ヴォス 14:30発 (バス:自由席) → グドヴァンゲン 15:35着 ★フィヨルド景色
グドヴァンゲン 15:45発 (フェリー:自由席) → フロム 17:45着 ★ソグネフィヨルド(※)
【2日目】
フロム 12:20発 (フロム鉄道:自由席) → ミュルダール 13:15着 ★フィヨルド景色
ミュルダール 14:06発 (ベルゲン鉄道:指定席)→ オスロ 19:05着
(※):正確には”ネーロイフィヨルド”。ソグネフィヨルドの支流でユネスコ世界自然遺産。
ナットシェルツアー体験記
フェリー出発予定時刻は15:45。そしてバスがフェリー出発地のグドヴァンゲンに到着したのは…15:50!
完全に時間を過ぎていました。諦めていましたがバスを降りてそのまま直進し、フェリー発着地へ向かいます。バス停から乗り場はすぐ近くでしたので迷うことはありません。乗り場には何やら人だかりが。
…乗船予定のフェリーがちょうど到着したところでした。バスも遅れていましたが、フェリーも遅れていたのです。間に合いました!一安心です。まだフェリーにはフロムから来た観光客が乗っており、その人達が降りるまで5分ほど待ちました。
ちなみにこちらのフェリーは旧型で”クラシック船舶”のカテゴリーです。最新のフェリーはトップ写真にあるもので、こちらは”プレミアム船舶”のカテゴリー。最新のものは完全に電気だけで走行する”Future”とハイブリットの”Vision”の2種類あります。環境に配慮したフェリーをつくるのが、実にノルウェーらしいです。
私達は完全に出発時間だけでフェリーを決めたので、残念ながら最新型のフェリーには乗れませんでしたが、外から観る機会は沢山ありました。
1日目:グドヴァンゲン→フロム(フェリー)
出発予定時刻より15分ほど遅れ、16:00頃にフェリーは出発しました。ユネスコ世界遺産”ソグネフィヨルドはネーロイフィヨルド”クルーズのスタートです。
フェリーには船内席(1階・2階)とデッキ(前方・後方)の計4種類あります。お天気が良かったので私達はほぼ後方デッキにいました。前方デッキも素晴らしいのですが、風をモロに受けるので結構寒いです。私達のように2日に分けて移動する人はやはり少ないのか、自由席で好きなところに座れました。
こちらは船内席の1階部分。1階には軽食やお酒を買えるお店もあります。
そして船内席2階部分。結構寛げそうです。
こちらは大型荷物を置くスペース。余裕で置けました。ベビーカーもそのまま置いてありますね。
そしてデッキからの景色。本当に良いお天気で、海面がキラキラ輝いていました。最高のクルーズ。
先ほどいった”Future”フェリーもすれ違いました。グドヴァンゲンへ向かうのでしょう。
モーターボードでスイスイと進む人もいました。少し寒そうですが、この絶景の中を進むのは気持ちよさそうです。
こちらはUndredal(ウンドレダール)という村。人口100人の山間の村で、山羊のミルクでチーズを生産しています。ノルウェーで有名ないわゆる”ブラウンチーズ”(山羊ミルク100%)ですね。この村がみえたら、フロムまではすぐそこです。
景色を眺めていたら、あっという間にフロムに到着です。
17:50着。約2時間の絶景クルーズでした。私達はその日はフロムで宿泊です。フロムについてはまた別記事に…。
2日目:フロム→ミュルダール(フロム鉄道)
2日目になりました。続いてフロムからフロム鉄道に乗って、ミュルダールへの移動です。このフロム鉄道は1日目のフェリーと並び、ナットシェルツアーでの1、2を争う見どころです。
フロム鉄道は海抜2mのフロムから標高867mのミュルダールまで1時間で一気に駆け上る山岳鉄道で、ヨーロッパでも屈指の人気を誇ります。全行程のうち80%が勾配5.5%という世界で最も急勾配の標準ゲージをもつもので、ノルウェーが誇る鉄道技術なのです。
さてそのフロム鉄道、座席は自由席です。私達の乗る鉄道の発車予定時刻は12:20。12:05頃に鉄道に乗り込みました。団体客、個人客でレーンが分かれていました。車両が分かれているようです。ナットシェルのチケットを持っている私達は”個人客”扱いです。
発車15分前に乗車しましたが、好きな座席に座れるギリギリの時間帯でした。私達はフロム→ミュルダールへ進行する方向の右側の座席、扉の近くに座りました。その時は気が付きませんでしたが、この座席ポジションがなかなか良かったのです。ちなみにフロム鉄道ももちろん、大型の荷物を置けるスペースがあります。しかしあまり広くなくて早いもの勝ちなので、やはり早めに乗車するのが良さそうです。
時刻は12:20。フロム鉄道は定刻通りに発車しました。私の感覚ではわりとゆっくりと急勾配を進んでいました。フロム渓谷を抜け、トンネル→絶景→トンネル…と繰り返して勾配を登っていきます。
川の水が透き通っていて美しいです。
ちなみに私達の席が良かったなぁと思った理由①→扉の近くの席”のみ”窓が開けられるんです。こんな感じで開けたところから写真や動画を撮ったりできました。
理由②→”進行方向右側”の座席の方が良い景色を観られる率が高かったように思います。結構反対側の人がこちらに来て、写真を撮っていました。あくまで”率”なので、もちろん左側でも絶景を堪能できます。
ちょうどフロムとミュルダールの半分くらいの地点で1度、鉄道が停車します。ここだけ複線になっていて、ミュルダールからくる鉄道をすれ違うためです。もちろん、ミュルダール側からくる鉄道も観光客でいっぱいでした。
Kårdal(コルダール)駅を過ぎたあたりで驚いた景色がこちらです。
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