ノルウェーの男性保育士

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ノルウェー生活

娘はノルウェーの保育園に通っているのですが、クラス担任3名のうち2名は男性保育士です。

全体でも半分は男性保育士かな、と感じるくらい。日本の保育園では99%女性保育士だったので、私にとってはとても新鮮でした。しかも日本の男性保育士はいたとしても”いかにも優しそうで清潔感あふれる感じの方”が多いのですが、こちらの男性保育士はヒゲもじゃもじゃでバイキングみたいな方(←失礼。)もいます。女性保育士に慣れている娘には「怖がってしまうのではないかしら?」と最初は心配したものでした。

しかし私の心配をよそに、娘は入園2ヶ月目くらいからヒゲもじゃもじゃの保育士さんとも微笑みあって遊んでいました。クラス担任の男性保育士さんのうち1名は、ノルウェー人とドイツ人のハーフでスキンヘッド・身長190cm以上のとても大きな男性。名前はJens。Jensはその大きな体を生かして、子どもたちを軽く持ち上げて”高い高い”や”飛行機”をしてくれて、子どもたちから大人気。ランチタイム時にはポケットからサバイバルナイフを取り出して、サンドイッチを小さく切ってくれたりと優しい一面も見せてくれます。

普段の生活の中でもJensは大活躍ですが、ノルウェーならではの保育園生活でも大活躍です。

ノルウェーの保育園では週に1回、ショートトリップがあって自然豊かな湖や公園に行ったり、博物館に行ったりします。その時に頼りになるのが男性保育士。下の写真のように男性保育士は大きなリュックサックを背負って、トリップに同行します。大きなリュックサックの中には、森の中でも寒くならないように暖を取るための燃料やホットドックを作るための調理器具や材料が入っているのです。娘がよく「今日のトリップではJensがパンケーキを焼いてくれたよ。」とか「ホットドックを作ってくれたよ。」と話してくれました。

また娘は入園した当時3歳で、長いトリップだとよく帰りのバスで眠ってしまったようです。そんな時も「寝ていたらJensが保育園まで抱っこしてくれた。」と嬉しそうに話していました。保育士さんって結構力仕事も多いので、男性保育士は重宝されるのだなぁと気が付きました。

そんな園児に大人気のJensが5月末日をもって娘の保育園を退職しました。2ヶ月間休みをとって、ノルウェーの新年度にあたる8月から新しい保育園で働くそうです。娘も一応理解していて、悲しそうにしていましたが、「Jensにお礼のお手紙を書こうか?」と聞くと、「うん!」と元気に返事をしてくれました。

娘はひらがなの読み書きもアルファベットの読みもまだできないのですが、ノルウェーに来て自分の名前だけは英語で書けるようになりました。なので”Jens Thank you”の部分は私が書いたお手本を見よう見真似で書き、名前は自分で書きました。

ありがとう、Jens。どうか新しい保育園でもお元気で!

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