ノルウェー2月限定「タラの舌」料理

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ノルウェー生活

2月は終わってしまったのですが、ノルウェーの2月と言えば「鱈」が旬の季節です。

ノルウェーと言えば、「鱈(Torsk:トルスク)」が有名で、冷凍を含めると1年中スーパーで購入できます。しかしこの季節にだけ、しかも1部のスーパーでのみ購入できる鱈があります。それがSkrei(スクレイ)です。

TorskとSkreiは何が違うのでしょうか。その違いと今の季節ならではのノルウェーの鱈料理を紹介します。

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Skreiとは?

Torskの中でも産卵のためにノルウェーの北東バレンツ海から回遊してくるTorskのことをSkreiと言います。つまりメスの鱈です。

毎年1月上旬にノルウェーの海域に、産卵のためにこのSkreiが押し寄せてきます。Skreiは1,000kmほど遠泳するので、その身は引き締まり、素晴らしい歯ごたえのある鱈と言われています。

Skreiはその身だけでなく、舌(Tunger)や卵(Rogn)、肝(Lever)も食べられています。

どこで買える?

SkreiはCoop Obs!のような大型スーパーやMENYというグルメスーパーに売っています。

REMA1000やKiwiといった普通のスーパーには売っていません。(少なくともトロンハイムでは。)

2月に入ってCoop Obs!のチラシにSkreiが載っていました。このチラシですと、Skreiの切り身そのものは1キロ69NOK(≒900円)で売られています。左下の卵(Rogn)が1キロ89NOK(≒1,160円)、真ん中下の肝(Lever)が1キロ69NOK(≒900円)、右下の舌 (Tunger)が1キロ129NOK(≒1,680円)です。 舌が1番高いですね。

「タラの舌」料理

せっかくなので我が家でもSkreiが食べたいと思い、「切り身」と「舌」を買いました。切り身はソテーに、舌は唐揚げにするのが一般的なようです。

知人からも「鱈の舌は少しコリッとした食感で美味しいよ。」と言われていたので、期待を込めてCoop Obs!に舌を買いに行ったのですが、いつ行っても舌だけが売り切れているんです…。卵や肝はあるのに。ノルウェーでもSkreiの舌は人気なのかもしれません。

結局、私はMENYで買うことができました。400グラムでおよそ71NOK(≒930円)でした。400グラムは家族3人分(大人2人+子ども1人)くらいでちょうど良い感じです。

開けてみると直径4~5センチほどの「舌」が入っています。結構グロいです。

ノルウェー語でレシピを検索すると、「塩コショウ・カイエンペッパーをまぶしてパン粉をつけて揚げる」というのがありました。辛いのは子どもが無理なので、我が家ではカイエンペッパーなしで揚げました。また、「生姜とニンニク、醤油で味付けして、片栗粉をまぶして唐揚げ」にするのも美味しそうだなぁと思ったので、半分はそのように調理しました。出来上がりがこちら。

右がパン粉をつけたもの。左が生姜ニンニクで味付けしたもの。

「鱈の舌」は想像以上にフワフワでした!クセがなくて、とても美味しかったです。「コリッとした食感」と聞いていたので「少しかたいのかな?」と思ったのですが、そんなこと無かったです。しっとりとした身にコラーゲンの身がついている…そんなイメージでした。

我が家ではすっかり「鱈の舌」にハマってしまい、もう1度買いました。Skreiは身はもちろん、舌まで美味しいお魚でした。

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