2月9日の土曜日にトロンハイム交響楽団(Trondheim Symfoniorkester:TSO)のオープンハウスがあり、娘たちを連れて行ってきました。TSOは1909年にトロンハイムで設立された歴史あるオーケストラで、2019年現在、日本人のヴァイオリニストも活躍されています。
オープンハウスでは団員達によるミニコンサートツアーや楽器の体験が無料ででき、大人も子供も楽しめるものでした。本格的な音楽に気軽に触れる機会があるのはヨーロッパならではですね。
どこであった?
トロンハイムの街の中心地にほど近い「Olavshallen」というコンサートホールを複数持つ施設でありました。AtBのバスで行くと「Nova Kinosenter」というバス停を降りて、徒歩3分程のところです。この中にTSOの本拠地があり、オープンハウスの日はそこを開放して色々なイベントを行っていました。
TSOの入口までは子ども連れのほかのお客さんも沢山いたので、特に迷うことなくたどり着けました。
オープンハウスの内容
11時にTSOの扉が開いて、オープンハウスの開始です。団員と思われる方が入口のところに立っていて、案内と「Trondheim Symfoniorkester&Opera」と書かれたペンギンの形のリフレクターを下さりました。娘はペンギンの形が気に入ったようで、早速開けて自分の洋服につけてと言ってきました。
ミニコンサートツアー
楽器の種類ごとに短い演奏を聴けるツアーです。
TSOの入口から入ってすぐにノルウェー語で(おそらく)「打楽器」と書いたプラカードを持っている方がいました。プラカードを持っている人のそばには何人か子ども達が集まっていたので、私たちもついて行くことにしました。階段を下りて、案内された部屋にはティンパニ、ドラム、マリンバがあり、それぞれに演奏者がいました。
ティンパニの奏者の方がノルウェー語で何やら挨拶をした後、演奏が始まりました。普段聞きなれていない音量だったので、3歳の長女は少し驚いていましたがリズミカルで綺麗な音色に徐々にノリノリになって楽しんでいました。
ミニコンサートツアーは他にも「弦楽器」や「金管楽器」もあり、どれも参加してみました。下の写真の「弦楽器」のツアーでは「ハッピーバースデーソング」を演奏してくれたので、3歳の娘でも親しむことができました。どのツアーも素晴らしいものでしたが、私としては1番リズミカルで楽しい気分になる「打楽器」のツアーが好きでした。
演奏カフェ
演奏を聴きながら、ケーキや軽食を食べれるコーナーです。
11時オープンでミニコンサートツアーを終えた私たちは小腹もすいたので、こちらで休憩をとることにしました。イチゴとブルーベリーたっぷりのケーキ、ふわふわのパン、オープンサンドと珈琲1杯を注文して100NOK(≒1,300円)でした。どれも手作りで美味しかったです。特にケーキは砂糖控えめの自然な甘さで、子どもも大人も美味しくいただけました。
ケーキやパンを食べながら生演奏を聴けて、とても素敵な気分になります。早めにこちらに行ったのですが、段々混雑してきて、最終的には満席になっていました。早めに行って正解でした。
楽器体験
弦楽器や管楽器を体験できるコーナーです。
こちらのコーナーに行く頃にはお客さんが沢山いて、どの楽器も混雑していました。3歳の娘には「金管楽器は難しいだろうなぁ」と思い、「できれば打楽器がないかな?」と思っていたのですが、残念ながら打楽器はありませんでした。
しかし唯一、娘でも体験できそうな楽器がありました。「ヴァイオリン」です。子ども用の小さなものが用意されていて、娘でも持つことができました。早速娘に勧めてみると、意外とすんなりやってくれました。顎を載せ、弓を動かし、音が出ます。娘なりに楽しめて、親も写真が撮れて大満足です。
その他
オープンハウスの後に、有料で「サーカス+オーケストラ」のファミリーコンサートがありました。娘2人の集中力が持たないと思い断念しましたが、とても良さそうでした。
またいつか機会があったら連れていきたいなぁ。
全体的にとても満足できたオーケストラのオープンハウスでした。
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