ノルウェー編み物日記2【編み物レシピの読み方】

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ノルウェー生活

こんにちは、もかです。

編み物日記2はノルウェー語で書かれている「編み物レシピの読み方」についてです。

ノルウェーの編み物レシピは日本の編み物本とは結構違って、簡素です。慣れていないと全くわかりません。そして勿論、全てノルウェー語で書かれています。

ちなみに…

もか
もか

私、ノルウェー語ほっとんどわかりません。。

期間限定の滞在でしたので、会話は英語を使い、スーパーではGoogle翻訳先生を片手になんとかのりきっていました。

ノルウェー語の編み物レシピを理解するためには、押さえるべきポイントがあります。そのポイントを知っていれば、例え100%ノルウェー語がわからなくても、セーターを編むことができます。

私はそのポイントを、ノルウェー在住編み物上手なTさんから最初に教わりました。彼女がいなければ、編み物ど素人な私が完成させるのはかなり難しかったでしょう‥。感謝しかありません。

今回は編めるようになるレシピ読解のポイントを記録に残します。

2021年7月3日 追記

ノルウェーニットパターンのレシピの英語版を購入できる記事を書きました!

ノルウェーの編み物パターンを日本で買う方法
ノルウェーの編み物パターン(英語表記)を日本で購入する方法をご紹介します。
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ノルウェー編み物レシピの特徴

ノルウェーの編み物レシピの特徴は”絵がほとんどなくて、説明文が短い”です。

例えばこちらの写真はマリウスセーターの身頃部分の編み方説明文ですが、その長さは1行あたり6単語くらいの文章で14行のみ!絵はありません。基本的に、絵は模様編みの図のみです。

そして私が「”いかに簡潔に記載するか”ということに執念を燃やしているなぁ」と感じたのは、文章中に略語が沢山あったことです。例えば

  • 略語「m」… maske: 目(編み目の”目”)
  • 略語「p」… pinnne: 編み針
  • 略語「arb」… arbeid: 編む

などです。この略語はレシピ本によっても異なるのですが、最初の方のページに載っている本が多いかと思います。この略語をわかっていないと読解がかなーり難しいです…。

あともう1つ、ノルウェー(北欧?海外?)編み物の特徴として、”目数のみ記載してあって、あとはそこから〇㎝編んでね”と書いてある説明文が多いです。

つまり横の目数は指定してあるけど、縦に何目編むかの指定はない、ということです。日本の編み物本ですと、縦目数の指定もあるようです。(でも私は日本の編み物本でセーターを編んだことがないので、実は知りません…。間違っていたらごめんなさい。)

以上2つの特徴を示している例文の説明を1つだけさせていただきますね。↓

Legg opp 40 m med marine på p nr 3 og strikk rundt 1 r, 1 vr til arb måler 4 cm.

(3号の針とmarineの毛糸を使って40目つくり、1目ゴム輪編みを4㎝編んでください。※ノルウェー語よくわかっていないので正確ではないと思います。ご容赦ください。)

Legg opp 40 m med marine på p nr 3 og strikk rundt 1 r, 1 vr til arb måler 4 cm.

黄色下線のところが略語です。「m」「p」「arb」は先ほど紹介して、「nr」は「号」、「r」は「表目」で「vr」は「裏目」になります。 「1 r, 1 vr til arb」で1目表目で編み、1目は裏目で編む=1目ゴム編みになります。私は最初、「1目ゴム編み」すら知りませんでした。要は袖や身頃のリブ部分の編み方です。ゴム編みにすることによって、伸縮性を持たせます。これは「そんなものだ」と覚えてしまった方が良いかと思います。

ポイント①必要なものを確認

以上がノルウェー編み物レシピの特徴ですが、編み物レシピには編むのに必要なものも書いてあります。レシピによって違うかと思いますが

    • 対象サイズ
    • 寸法
    • 毛糸の種類
    • 必要となる毛糸量
    • 使う針の種類
    • ゲージ

が書いてあります。対象サイズは私のレシピだと子ども用なので対象年齢がこのように記載されています。

Størrelse: (1) 2 (4) 6 (8) 10-12 år
この順番が重要です。サイズによってつくり目の目数が異なるので、説明文ではつくりたいサイズに該当するところを読んで編みます。例えば、先ほどの例文は
Legg opp (40) 42 (44) 46 (48) 48 m med…
と本当は記載されていました。1歳サイズをつくりたい場合は、1番最初の”40”をみて、40目からスタートということになります。2歳サイズの場合は42目スタートですね。
毛糸の種類や量、使う針の太さ(号)は記載通りのものを使えば、間違いありません。
最後に”ゲージ”について。初心者じゃない方はわかると思うので、読み飛ばしてください。”ゲージ”は”編み目密度の定義”で、書いてあるゲージに従うと、レシピ通りのサイズができます。
例えば”3.5号針で10㎝を22目”と書いてあります。これは”メリヤス編みで22目分表編みしたときに、10㎝になっていればレシピ通りのサイズが作れる”という意味です。ただ極端に力を入れたり入れなかったりしない限り、そこまでズレないと思います。私はゲージについてはそこまで気にしませんでした。

ポイント②編み方の全体像を把握

いきなり編み始める前に、なんとなく編み方の全体像を掴んでおくと安心です。

その時に考えるのが、パーツの数とつなぎ方です。セーターは袖など複数のパーツから構成されるので、まずはそこを明らかにします。そしてどのパーツから編み始めるかを考えましょう。

例えば、1番簡単なマリウスセーターは”袖”×2、”身頃”×1を編み、最後に袖と身頃をあわせて、一気に編みあげていきます。絵がないとわかりにくいので、こちらのブログから絵を引用させていだだきます。

引用”https://www.knitlabo.jp/blog/8272”

引用”https://www.knitlabo.jp/blog/8272”

身頃は失敗すると目立つので、袖①→袖②→身頃の順番で編みました。

ポイント③編み始めの目数と編み終わりの目数を意識

ノルウェーのセーターは模様編みなので、横の目数が重要です。

そのため、編み始めの目数と編み終わりの目数がレシピ通りかを確認しながら編みましょう。また、”模様編みをするときの目数”が”連続した模様の最小単位の目数”で割り切れるかどうかを確認しましょう。割り切れないと、模様が連続的にならずに変なところで途切れたようになってしまいます。もしかしたらレシピによっては袖のところの模様編みは割り切れないものもあるかもしれませんが、模様が大きく出る身頃は必ず割り切れるように設計されています。

例えばマリウスセーターの袖のこちらの模様編み。⇔の最小単位の目数は7目で、この時の袖回りの目数は63目です。63/7=9で割り切れて、9つの模様編みをすることができます。

いかがでしょうか?以上のポイントを頭に入れておくと、たとえノルウェー語がわからなくても、なんとなくはレシピが読めるようになるかと思います。

次回はいよいよ具体的なマリウスセーターの編み方について書こうかと思います。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。もし宜しければポチッとしていただけると幸いです。(その他のノルウェー情報がご覧いただけます。)

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