船のチケットはオスロパスには含まれていますが、夫の持っているトラベルカードには含まれていなかったため、夫の分のみチケットを購入します。
さぁ、出発です。アーケシュフース城と豪華客船もみえました。
長女も船上からの景色を楽しんでいました。
15分ほどの船旅はあっという間に終了。民族博物館があるビグドイ半島がみえてきました。
13:00頃に船が到着し、15分ほど歩いて民族博物館に到着。ノルウェー民族博物館ノルウェーの各地から集めた150棟以上の伝統家屋が屋外展示されているほか、週末にはイベントも催されます。トロンハイムにも民族博物館があり、夏至祭などのイベントに参加したことがあります。
入って広場を抜けると、遊具スポットが現れました。長女、喜んで遊びます‥！
滑り台とタイヤブランコ、3人シーソーなんかがありました。
ノルウェーの伝統家屋。屋根から草ボーボー！
ノルウェーの民族衣装(ブーナッド)を着て、伝統音楽にあわせて踊るショーもありました。子ども達は食い入るように観ていました。右の女性が弾いているヴァイオリンのようなもの「ハーディングフェーレ(Hardingfele)」と呼ばれる民族楽器です。
展示は各地域に分かれてされているので、私たちが住んでいるトロンハイムがあるTrøndelag（トロンデラーグ）県のエリアを目指します。
パンフレットには「トロンデラーグの豚」と書いてありましたが、実際いたのは‥
うさぎでした。あっさり見終わり、最後にここでの1番の目的である「スターヴ教会」を目指します。
スターヴ教会は12世紀〜14世紀にノルウェーを中心とした北ヨーロッパに建てられた木造教会です。現在は28棟しか残っておらず、ウルネスのスターヴ教会は世界遺産にも認定されています。現存しているスターヴ教会はノルウェー内でも結構田舎にあるため、オスロの民族博物館にあると知り、足を運びました。
ちなみにこちらのスターヴ教会は「ゴル・スターヴ教会」で、かつてはブスケルー県のハリンダル渓谷に位置するゴルに建てられていたものでした。当時、古くなって取り壊す事にしたのですが、文化財として価値のあるこの教会を壊してしまうのはもったいないという事で、1885年に移築および修復されたそうです。
ヴァイキングの造船技術を用いて建造されていたスターヴ教会。黒くてフォルムも特徴的で、とても存在感がありました。
スターヴ教会にはブーナッドを着たお姉さんがいたので、長女と写真を撮ってもらいました。…が、お姉さんと長女との距離感がかなりあり、人見知りの長女らしさが出ていました。
スターヴ教会をあとにし、次はムンク美術館にむかいました。
（旧）ムンク美術館
ノルウェー民族博物館から旧ムンク美術館へはバスと地下鉄で行きました。15:40、最寄り駅へ到着。長女は疲れてベビーカーの中で眠っていました。
旧ムンク美術館の近くには「Kirsebærlunden lekeplass」や「Tøyen Park」があり、時間があれば子ども達を遊ばせたいスポットが沢山ありました。
旧ムンク美術館に着くなり、長女は起きました。
夫のチケットを買い、荷物はすべて地下のクロークへ。以前ムンクの代表作である「叫び」が盗まれたからか、空港のような厳しいセキュリティチェックがありました。
中に入ると、さっそく新ムンク美術館の宣伝があります。次オスロに行った時は、新ムンク美術館に行きたいなぁ。
館内は写真撮影OKです。私、恥ずかしながらムンクは「叫び」しか知らなかったのですが、素敵な作品が沢山ありました。こちらは「マドンナ」。
特に気に入ったのが、こちらの「太陽」という作品。1911年から1916年にかけて制作された晩年の作品で、現代壁画の最高傑作とまで言われているそうです。フィヨルドの海に昇る朝日が描かれていて、華やかな色遣いで目を奪われました。
そして、「叫び」。
子ども達が絵画鑑賞をゆっくりさせてくれるはずもなく…さささーと鑑賞して、併設しているカフェに入りました。長女のおやつも兼ねて、ムンクケーキを購入。お値段1つ82NOK…！
ケーキを食べた後はミュージアムショップでお土産を物色。叫びの塗り絵なんてあって、面白かったです。
私はやはり「太陽」が気に入ったので、眼鏡ふきを購入。
お土産を買って、アパートメントに戻りました。夕飯の買い出しはアパートメント近くにあった日曜日も開いているスーパーに行きました。そのスーパーがあった通りに「God Sommer(良い夏を)」と掲げてあったので、思わずパチリ。夏を心待ちにしている北欧ぽいなと思いました。
夕飯を食べて子供たちは20時過ぎに就寝。北欧の夏の夜はとっても明るいので、夫はその後「1人で散歩してくる」と言って、ムンクがそこから見えるフィヨルドの景色からインスピレーションを受けたといわれる「エーケベルク公園」へと出かけていきました。
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